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エリート輩出国シンガポールの教育って?~シンガポールローカル校で子育てする日本人家庭にインタビュー~ 【マルチリンガル教育編】

みなさん、Selan広報担当のHanaです!

Selan公式Noteに興味を持っていただきありがとうございます!

さて、今日もシンガポール(以下シンガポール)の教育についてお話していきたいと思いますが、今回はマルチリンガル教育編です!

前回に引き続き11年シンガポールにお住まいで、現地校にて2人のお子様を子育てしていらっしゃるEriさんへのインタビューでお伺いしたことを中心にお話していきたいと思います。

(前回の記事教育システム編をお読みになってからこちらの記事を読むことをお勧めします☺)

早速ですが、シンガポールの公用語は何だと思いますか?

なんとマレー語 標準中国語、英語、タミール語の4言語。

Eriさんによると電車のアナウンスなども必ず4言語が流れるそうです。さすが多民族、多言語国家ですね!!

公用語以外にも"国語"が存在し、それはマレー語なんだそう。

この国語のマレー語は国歌斉唱や軍隊の号令等には使われるそうですが、普段マレー語を話すのはマレー人のみだそうです。

さぁ、そんなマルチリンガル国家シンガポール、一体どんな言語教育をしているのでしょうか!?


小学校から既に言語習得の授業の比重がとても重い

前回の記事で、シンガポールの幼稚園では既に英語のスペリングやShow and Tell、テストまであり、中国語の習得も始めていくことをお伝えしました。

さらに小学校ではこの言語習得の比重がどんどん重くなるそうです。

全ての授業は基本英語で行われますが、小学生低学年からの言語教育としては英語の授業と母国語(マレー語、タミル語、中国語のいずれか)を選択し、その授業を受けることが義務付けられています。

Eriさんのご家庭は日本人ですので、母国語は日本語の為、母国語の授業は必須ではなかったようですが、結果中国語を選択したそうです。

Eriさんいわく、とにかく言語習得の授業の時間数が他の教科に比べても圧倒的に多いとのこと。

英語の定期試験のスタイルも小学校から既に4技能に分かれており、Situation Writingのテストでは”制限時間内に150ワード以上の文章を書きなさい”、というものや、文章中の空欄に当てはまる単語を埋める、答えがひとつではないテストなどかなり高度なアウトプットが必要な試験スタイルだそうです。

日本の高校生の定期試験でも4技能に分かれているスタイルは珍しいですよね。。しかしながら、”生きた”英語を学ぶにはやはりインプットや暗記だけではなくアウトプットを重要視しなければならないのでしょう。

⇩Eriさんの息子さんが中国語を勉強されている様子⇩

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シンガポール教育がいかに言語習得を重要視しているかというのは、実は前回お話したPSLE(小学校卒業テスト)にも表れています。

先週読んでくださった方はPSLEの4教科を思い出せますでしょうか?

そうです。科目は、算数・理科・英語・中国語/マレー語/タミル語(母国語)の4教科、でしたね。

ここで気付くのが、4教科中2教科が言語科目であること。

小学校卒業時点で、既に50%の卒業試験科目が言語であることはシンガポール教育がいかに言語習得を重要視しているかの表れだと思います。

母親の私が英語を話せない、だからこそ子どもがマルチリンガルに

Eriさんのお子さんは、学校では英語で授業を受け、友達とは英語で話し、授業で中国語を学び、家ではご家族と日本語で話す、というトリリンガル生活をされています。

Eriさんにマルチリンガル教育で重要だと思うことをお伺いしたところ、

シンガポールに住み、英語で学校生活をしている分英語習得は割と自然に可能になるが、日本語習得がその分難しくなる。家庭で絶対に日本語を使っていることが子どもたちをバイリンガルにさせた。

とおっしゃっていました。

Eriさんのご家庭では日本語の補習校などにも通わせ日本語に触れる機会も定期的にお子さんに与えているとのことでしたが、やはり家庭内で使用する言語は絶対的に日本語だそうです。

”英語だけできても日本語がおろそかになってしまうのは元も子もない。私が英語が話せないからこそ、子どもたちの日本語もそこまで悪くないと思う。”

というお言葉、実際にシンガポールで子育てをされているEriさんだからこそ重いものがあると感じます。

かといってEriさん個人としては日本語と他言語の同時習得は全く問題ないと感じているそう!

たまに、母国語である日本語を確立してからでないと他言語を学ぶのは良くない!という意見もあったりしますが、”子どものマルチリンガル習得は全く問題ない!子どもはスイッチ(適応)していく”とおっしゃっていました!

まとめ

さて、シンガポールのマルチリンガル教育について今回は特集させていただきました。

なぜシンガポールの人は英語が上手だと思いますかと質問させていただいた際、SGはTVがつまらないから子どもはよく本を読むし、映画をよく見に行く人が多いからかもしれない!とのこと!(映画は完全英語で中国語字幕だそうです) 

⇩Eriさん宅にあるお子様の本棚(日本語、英語、中国語の本があるそう)⇩

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また、私個人でお話を伺っていてすごいなシンガポール教育‼と思ったのは、小学校・中学校でもデジタル化が進んでおり、Eriさんの中学生のお嬢様がグループワークの際に(グループワークがとっても多いそう)、Google Slideを使ってプレゼン資料の作成をクラスメイトとしていたそう。

Google Slideで友人とフォルダ共有しながらプレゼン資料作成なんて、大学生になるまでやったことがなかった私からすると、日本じゃ考えられない!と感動しました。

普段からやはり生活の一部に英語があり、しかも小学校から英語だけでなく第二言語の言語習得に力をいれているシンガポール教育。そしてデジタル化にも柔軟に対応し学校教育に取り入れていることが、もしかしたらエリート国家と言われるようになった秘密のひとつかもしれませんね。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

そしてインタビューに応じてくださったEriさんにSpecial Thanksです♥

ではまた次回♪

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「学びをボーダレスに」をミッションに、子どもと世界を繋げる教育を展開するSelan(お迎えシスター/21世紀教育dot.school)の公式noteです。グローバル・英語教育について発信中です。https://omsister.com https://dotschool.org/

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